マンスリーニュース 2021年6月

みなさまこんにちは、中林です。
メルマガ&ブログ更新が遅くなってしまい申し訳ございませんm(_ _)m

一度習慣を崩すと、「後でいいや」メンタルになってしまって持ち直すのに時間がかかってしまいました。

業務ウェイトの都合上、ニュース関連の更新は月に一度にさせていただいて、今後個別のテーマについての投稿に注力していきますので、またお付き合いのほどよろしくお願いいたします。

先に結論をお伝えして、なぜならばを4月5月のまとめとしてお話ししていきたいと思います。

コンテンツ

結論

2023年(予定)までは株価は上がっていくと予想してます!

短期的には2021年下期に向けて全体的に「株価指数」は伸びが鈍そうなので、インデックス・ETFは上げ下げ少なそうです。アフターコロナに合致した個別銘柄が強いので、利益求める方は個別銘柄かアクティブ投信が良さようです。

製造拠点を中国から移す動きが広まっています。(サプライチェーンの変更)移転先は東南アジアが注目されてるので、投資先として様子をみております。

4月・5月のまとめ

米国 インフレについて

米国は現在、コロナワクチンの普及を背景に、コロナ前の水準に経済活動が戻りつつあります。

これらは米国の主要な指数である、消費者物価指数(CPI)と雇用統計から判断できるので参考にしてみてください!

CPI

雇用統計

この二つで何を見るかと言うと、米国民の消費の量と失業者の数を見ます。

例えば、

CPIの上昇=物価が上がっている=消費が多い=景気が良い→インフレ
CPIの下落=物価が下がっている=消費が少ない=景気が悪い→デフレ

雇用統計の数字
失業者の減少=物・サービスの需要が多い=景気が良い→インフレ
失業者の増加=物・サービスの需要が少ない=景気が悪い→デフレ

のような感じで使います。あくまでざっくりと(笑)

で、4月・5月を通じて米国のCPIは上昇し、失業者も減ったというデータが出てきました。

と言うことは?

米国の景気は回復している!インフレもしている!ので、

金融政策、財政政策の見直し?(コロナ禍で緊急でお金をばら撒いているのでそれをやめます)

とか、

物価が上がってインフレしているなら利上げ?(コロナ禍で緊急で金利を下げているので元に戻します)

となると、

リスクせいの高い株式より、金利(米国債券等)の方が安定して利益取れるのでは?

と言うことで、株が売られ債券が買われます。上がるか下がるか分からない株式より確実に○%もらえる債券(金利)の方が好まれますよね

この二つは天秤のような関係性にあるので、金利が○%になったらお金が金利に集まる(逆もまた然り)訳です。

すると、株式を売却(株価下落)したお金で債券を買おう!になりますね。

ちなみに債券はたくさん買われると金利の低下(債券価格上昇)を招きます。

金利の低下は株式の購入に繋がる、こういった大きなお金の流れになっています。

この最後のところが難しいんですよね。何言っているの?という顔をよくされます(笑)

なので、資産運用に強くなっていくためにはまずは「金利」の理解を深めることをオススメします。

脱線してしまいましたが、米国の金利は今後の政策、株式市場の流れに大きく影響します。

米国FRBはコロナ発生後の金融政策で2023年までは利上げしませんと言ってました。また市場にお金を流すために社債をたくさん買いますよとも言っていました。

この政策が早期に切り上げられるかどうかが現在のポイントになっています。

「利上げ」とは基準の金利を引き上げることです。

「車載等の購入をやめる」とは、金融緩和(お金をジャブジャブ印刷してばらまくこと)やめますよということです。このことを「テーパリング」と言います。ニュースとかで聞いたことありますかね?

この二つの政策はどちらも一時的に株価下落の影響が出ます。

色々と書いてきましたが、要は2021年後半は2020年のような株価上昇は見込めないよ!去年かなり上がってしまった分、今年は株式投資家には厳しいよ!ということです。

上がれば下がる、下がれば上がる、です。

ちなみに、各指標には数字のマジックが隠されていますので、目に見えている数字だけに捉われてはいけません。

その数字が「何に対して○%変動したのか」を見抜くべし!です。

例えばCPIの最新値は4月の4.2%。去年の4月と比べて4%も物価が上がってるの!?アベノミクスの目標は2%で10年たっても達成できてないのに!?

ではなく。

去年の4月は米国どんな状況だったかな?・・・ロックダウンしてましたやん!消費者需要がどん底の時でしたやん!(上記リンクに表で記載されているのでご確認を)

となるので、2021年の4月・5月はCPIが高くなって当然と見ることもできます。5月分の発表は6月10日予定とのこと。

まとめ
米国は経済回復しています。FRBが金融緩和も政策変更を発表しない限り、株価は上げ下げを繰り返しながらも上昇していくトレンドでしょう。バイデンさんがこっそり進めている富裕層への増税や法人税のUPなど特に影響が軽微かなと見ています。

日本は?

日経平均株価はさえないですね。。3万円を再突破するにはパワーが足りない印象です。

5月上旬に一時27,000円台に突入しましたが、概ね28,000円ー30,000円の間でウロウロしています。

株価は上がりませんが、為替が110円近辺で推移しているので、下がりすぎず上がりすぎずのような感じですね。

オリンピック次第なのか!?

現在、ヨーロッパを中心に、ソーラーエネルギーではなく水素エネルギーへの取り組みが活発です。

水素エネルギーといえば我らがトヨタですよね!

Yahooファイナンスより抜粋

綺麗に上がってますねー!

コロナ前の水準7500円から約30%UPです。特にここ1ヶ月くらいの伸びがすごいです。

背景にはヨーロッパVS中国の資源争いがありそうです。ここに関しては今まとめてますのでまた次回(笑)

現在の旬なテーマが「次世代自動車」ですね。電気にするのか水素にするのか。

いずれにせよ、今後我々は自動車購入のコストが上がりそうです。

2021年後半の展望

先にも触れましたが、資産運用の観点から見ると、短期的には株価指数は上がりにくい状況だと考えています。

スポットで購入している方はご注意を。積み立てチームは積み立てにはもってこいの期間になるかと。

8月にジャクソンホール会議がありますのでここで今後の世界経済方向性が出るかな。一つのターニングポイントになりそうですね!

ちなみにジャクソンホール会議とは世界経済の天下一武道会のようなものです。(笑)

ワクチン外交

独自のワクチンを開発した中国と米国・英国のワクチン配給争いが激化してます。

先日は台湾へ日本がワクチンを無償提供したというニュースがありましたね。米国も途上国向けに色々と動いています。

バイデンさんは中国との関係をコントロールしながら軟化させている印象です。この辺は資源争いもあるので、コロナが落ち着いたら大きな火種となりそうです。

以上、最後までお付き合いいただきありがとうございました!

またすぐ更新できるように頑張ります!(笑)

コンテンツ
閉じる